こんにちは!さくらです。
みなさんはスーパーで買う卵はどのように生産されているかご存知ですか?
今回は、スーパーで売られている卵の生産方法と消費者が鶏の飼育環境の改善を促すためにできることについて私の視点からお話します。
普段手にする卵はほとんどがケージ飼い
鶏卵研究室さんによると、日本の卵生産方法は
ケージ飼い:95%、敷料平飼いおよび放し飼い:5%
であるそうです。
引用:鶏卵研究室 http://takakis.la.coocan.jp/iec-system.htm
大手スーパーで売っている卵は「平飼い」や「放し飼い」と表示されていない限りケージ飼いで生産された卵だと思います。ファームにもよると思いますが、1羽あたりの飼育面積がA4サイズ以下といわれています。
ちなみに、外国の取り組みではこんな取り組みがされています。
日本も卵10個500円の時代がくる? ケージフリー・エッグが世界を席巻中
引用:Foodist
もしあなたが、鶏になったとして人生の一生をA4サイズ以下の場所で過ごすことになったらどう思いますか?飲食・睡眠・排泄を全て同じ場所でするなんて私からしたら地獄です。
HOPEforANIMALSによる情報↓
出荷
採卵鶏は卵の生産量が落ちる1~2年で屠殺されます。
採卵用の鶏を「廃鶏」(と殺)するときの取引価格はただ同然です。卵用の鶏は”肉”としての価値は低いからです。
そのため輸送~と殺までの扱いもブロイラーよりもさらにむごく、輸送時間もブロイラーより長く、夏の暑い日には食鳥処理場(鶏の屠殺場)につくまでに熱中症で死んでしまうこともあります。さらに食鳥処理場では餌は勿論水も与えられず、その日に屠殺しきれなかった鶏たちは翌日にまわされます。
生産量が落ちたら屠殺‥これは弱肉強食ではなく人間のただの勝手にすぎないと思います。
この前114万殺した養鶏場のちかくでまた114万の鶏を殺す。
鳥インフルは新型コロナよりずっと深刻な状況。何十年もパンデミックが続いているのにずっと密状態で何の改善も行われていない。ただ殺すだけ。https://t.co/8p374NftVx— アニマルライツセンター Animal Rights Center(ARC) (@animalrights_JP) January 12, 2021
いすみ市が巨大バタリーケージ市であったことに驚き。オーガニックなどに取り組んでいても、一方で残酷さを擁護していてはいい地域とは思えない。
千葉 いすみで再び鳥インフル 114万羽余の殺処分進むhttps://t.co/7eu17Nxgxy
— アニマルライツセンター Animal Rights Center(ARC) (@animalrights_JP) January 12, 2021
税金の一部は家畜の殺処分に使われます。
多額の国のお金を殺処分代にする代わりに国や国民にとって有益なことに使えたらと思いませんか?
狭いところで飼育されて辛い思いをしたり、病気などで命が犠牲になる動物を減らしたりするためにはどうすればいいでしょうか?
卵を食べない、食べる量を減らす、平飼いの卵を食べる
狭いところで飼育されて辛い思いをしたり、病気などで命が犠牲になる動物(今回は鳥)を減らすためにできることは2つあります。
1つめは、卵を食べないまたは食べる量を減らすことです。
消費者が卵を食べなければ、消費が減って生産が減ります。
ある会社の調査によると、
1人当たり鶏卵消費量 日本は338個で世界2位だそうです。(ここからは私の見解)平飼いだと生産スピードが追いつかない&費用がかかるので、一人ひとりの消費量が減らない限りはケージ飼いが続くと思います。
2つめは、平飼いの卵を食べて平飼いで生産された卵の消費を伸ばすこと。そして、できれば卵を食べる量を減らし、卵を買うなら平飼いで生産された卵を買うこと。
平飼い卵の消費が増えれば、平飼い卵農家を支援できますし、ケージ飼いの農家の生産方法を平飼いに変えられる可能性があります。みなさんも平飼い卵を購入してみませんか?
平飼い卵は普通の卵の倍以上の値段になりますので、卵をたくさん消費する方なら毎回平飼い卵を買わなくても卵を購入する2回または3回に1回は平飼い卵を購入してみるというのもいいと思います。
探せば平飼いの卵はある
「(住んでいる場所や都道府県) 平飼い卵 スーパー」などで検索すると、平飼い卵を販売しているスーパーが分かります。
関西だと、ikari・成城石井・関西スーパー←NEW
関東だと、イオン・成城石井・ライフ
などで買えるようです。また、他のブロガーさんはオーガニックスーパーや高級スーパーで買っている方もいました。
ぜひ一度「平飼い卵」を検索されてみて下さい。
ikariで平飼い卵を買ってみました
私は関西在住なので、いかりJR大阪店に行って平飼い卵を買いました。

吉備の里庭先たまご 税抜き358円
他にもう2つ平飼い卵がありました。

吉備の里庭先こだま 税抜き228円

平飼い有精卵 税抜き380円
同じ庭先たまごでも結構値段が違うんですね。
庭先といっても庭を自由に歩いて育てられている鶏もいれば、小屋の中だけを自由に歩いて育てられる鶏もいるみたいです。
そっさく開けてみました。


赤玉なんですね。
では、卵の中身はというと

色が濃くてプルンとしています。臭みもないです。
比較として、某コンビニで売られている卵です。

色が少し薄いかなと思います。こちらも臭みはないです。
気になったことは、よーく見ると黄身の膜?が乾燥しているような感じがします。
たまたまこの卵だけかもしれませんが…
私は生卵が苦手なので、卵掛けご飯にせずに鍋に入れました。

※具材がぐちゃぐちゃしててすみません
黄身が濃くて美味しかったです。
卵掛けごはんで食べると、ケージ飼いの卵より味の濃さやねばりとこくがあるのが分かるそうです。
消費者の私たちが生産者にケージフリーを促そう
ケージ飼いの卵を買ってたくさん消費していては、ケージフリーの生産を促進することは難しいでしょう。
狭いところで飼育されて辛い思いをしたり、病気などで命が犠牲になる動物(今回は鶏)を減らすために消費者の私たちができることは、平飼い卵にシフトすることと卵の消費量を少しずつ減らすことだと思います。
私も今までは、両親がスーパーで買ってきた特売セール卵(ケージ飼いでしょう)を食べていましたが、これからは生産者や生産方法をしっかりチェックして平飼いたまごを買おうと思います。
みなさんもぜひ一度平飼い卵を買ってみるという選択をしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。